薬物アレルギー

薬物アレルギーとは

薬に含まれる成分が原因(アレルゲン)となってアレルギー症状が起こります。薬で起きるアレルギーは薬疹といわれるものがほとんどですが、短時間に全身に現れる激しい急性のアレルギー反応、これをアナフィラキシーといいます。アレルギーとは異物からヒトを守るための仕組みである「免疫」が過剰に働くことによってさまざまな症状を引き起こす状態です。アナフィラキシーで恐いのはショック状態に至り生命を脅かす危険な状態になることがあるということなのです。

主な薬物アレルギー

薬の多くは分子量が小さいことから、一般的にはアレルギーは起こしにくいとされていますが、まれに起こすことがあります。また、人体から抽出したもの以外を使った分子量の大きな薬は、アレルギーを起こしやすいといわれています。

薬物アレルギーの主な症状

症状として多いものは、発疹、皮膚や目のかゆみなど。検査の結果により肝障害、血液障害などがわかることもあります。気管支喘息や、最も重症であるアナフィラキシー・ショックを起こすこともあります。アナフィラキシー・ショックは、全身に起こる急性アレルギー反応で、急激に血圧が下がり、呼吸困難に陥って意識を失うこともあります。

薬物アレルギーを起こしやすいくすり

抗生物質、特にペニシリン系やセフェム系の薬を使用した場合に、なんらかのアレルギー反応がみられることが多く、鎮痛剤や非ステロイド抗炎症薬、ホルモン剤、酵素製剤、造影剤などでも他の薬に比べてアレルギーを起こしやすいといわれています。

ペニシリン・ショック
ペニシリンは感染症に対する効果が高く,魔法の薬といわれていましたが、そのペニシリンも過信してはいけないことを学んだのが「ペニシリン・ショック」事件です。1956年、東京大学法学部・尾高朝雄(おだかともお)教授が、自宅近くの歯科医院で歯の治療中に、ペニシリン注射によるアナフィラキシー・ショックを起こし搬送先の病院で亡くなりました。重篤なショックを伴うアレルギー反応が原因です。当時の法曹界の重鎮が想像もしなかった原因で亡くなったことで、社会問題に発展しました。尾高教授の死亡事件が発生した頃のペニシリン製剤は、純度の最も高いものでも75%程度で、多くの不純物が含まれていたと考えられ、尾高教授のアナフィラキシー・ショックも、ペニシリン以外の物質が原因であったのかもしれません。現在製造されているペニシリン製剤の純度は99%以上になっており、ショックの発生頻度は低いものになっています。しかし、アレルギー反応は個人の体質によって異なるので、過去の薬に対する特別な反応は、自分で書き残しておくことが大切です。

参考:日本製薬工業協会『くすりの情報Q&A55』

薬物アレルギーが疑われる場合、はじめは軽症に見えても重篤化することがあるので、すぐに医師・薬剤師に相談しましょう。

薬物アレルギーを防ぐには

一度、薬物アレルギーを起こすと体内にその薬に対する抗体が残るため、同じような薬を飲んだ時でもアレルギーを起こしてしまいます。薬物アレルギーを起こした場合は、たとえ軽症でもその薬の名前を覚えておき、必ず医師・薬剤師に伝えましょう。
また、アレルギーは同じ体質の人にも起こりやすいので、家族にアレルギーがある場合にも、医師・薬剤師に伝えましょう。
薬だけでなく、卵、牛乳などにアレルギーのある人は、それらの成分が含まれた薬に注意が必要です。消炎酵素剤の塩化リゾチームには卵の成分が、下痢止めのタンニン酸アルブミンには牛乳の成分が含まれている場合があります。

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