AGAは進行性の脱毛症のため、「発症したら終わり」と不安を抱いている人もいると思います。
しかしながら、その進行速度には個人差があるため、早期に適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。
AGAは発症したら終わり、と考えている人は、以下のような疑問を抱えているのではないでしょうか。

AGAはどうして発症するの?

AGAは完治する?

AGA治療はどのくらいの期間継続するの?
この記事では、AGAを発症する原因や、なぜ発症したら終わりだと言われているのか、AGA治療にはどのくらいの期間が必要なのかをご説明します。
AGA治療を考えている人は参考にしてみてください。
麴町皮膚科・形成外科クリニック理事長
苅部 淳

当クリニックでは薄毛・AGA治療の毛髪再生医療を希望する方が安心して来院していただけるよう努力しています。
AGA(男性型脱毛症/壮年性脱毛症)でお悩みの方に徹底したカウンセリングを行います。症状・進行具合・ライフスタイル等から貴方に最適な治療方法をご提案し、AGA治療を継続して行う事ができます。
薄毛・抜け毛でお悩みの場合はお気軽にご相談ください。
経験を生かした施術とアドバイスで多角的な見地から最適な治療を実現いたします。
当院のAGA治療では「毛髪再生医療の幹細胞培養上清療法」を採用しています。
>>発毛の再生医療の詳細はこちらを御覧ください。
実際にAGA幹細胞注入の施術を受けた患者様の症例写真はこちらになります。
苅部 淳理事長詳細プロフィール
メディア出演:Youtuberヒカルさんのチャンネル
著書:未来を変えるEthical Mind
AGAを発症したきっかけ

AGAの発症には、以下のようなさまざまな要因が複合的に関与していると考えられています。
- 遺伝的要因
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 頭皮環境の乱れ
そのため、発症時期が人によって異なるだけでなく、進行速度や程度にも個人差があるのが特徴です。
ここでは、AGAの発症要因について詳しく解説していきます。
遺伝

AGAの発症は、遺伝的な要素が深く関係していて、主な原因は遺伝ともいわれます。
特に男性の場合は、母親からの遺伝の影響が強いとされており、母方の祖父がAGAであれば、孫も発症する可能性が高いです。
さらに、父親の家系にもAGAを発症している人がいれば、孫世代の発症率はより高くなります。
遺伝的にリスクを持っている人は若年で発症しやすい傾向があるため、早めのセルフケアや医療機関の受診が推奨されます。

AGAの発症に関与する5αリダクターゼの活性度と男性ホルモンレセプターの感受性の2つがあります。
5αリダクターゼの活性度はAGAの発症、男性ホルモンレセプターは脱毛因子の増加に影響します。
5αリダクターゼの活性を持つ遺伝子は優性遺伝であるため、両親のいずれかがその遺伝子を持っている場合、その活性を引き継ぐことが多いです。
男性ホルモンレセプターは、隔世遺伝すると考えられています。このため、両親は薄毛でない場合でも、先祖に薄毛だった人がいれば、男性ホルモンレセプターの感受性を引き継いでしまうことがあります。
生活習慣の乱れ

AGAの発症や症状の進行には、生活習慣の乱れが影響するため、日ごろから健康的な生活を心がけることが大切です。
食生活が偏ったり、睡眠や運動が不足すると、髪の毛に十分に栄養を送ることができなくなるため、症状が悪化する場合があります。
また、タバコには血管収縮作用があるので、血液循環が悪くなり、髪の毛への栄養が十分に行き届かなくなるとされています。
喫煙習慣がある人は、禁煙を検討することも選択肢のひとつです。
精神的ストレス

精神的なストレスは、AGAの発症につながることがあります。
ストレスは、血行不良を引き起こすことで、髪の毛の成長を妨げる原因になるため注意が必要です。
また、継続的なストレスにさらされると、体内でコルチゾールというホルモンの分泌が促されます。
コルチゾールは、髪の毛の成長を支えている毛母細胞の働きを抑えてしまうため、薄毛や抜け毛が引き起こされます。
頭皮環境の悪化

AGAの発症には、頭皮環境の悪化が関係していることが多いです。
頭皮環境の乱れには、生活習慣や加齢によるホルモンの分泌変化が関係していると言われています。
頭皮環境を整えるためには、自身の頭皮の状態にあったシャンプーなどのケア用品を使用することが推奨されます。

乾燥や炎症、皮脂の過剰分泌により頭皮環境が悪化すると、AGAの進行や悪化につながってしまう場合があります。適切な洗髪や正しいヘアケアを行うことで頭皮への負担を減らしていきましょう。
AGAは発症したら終わり?完治することはあるのかについて紹介

AGAは発症したら終わりではなく、治療によって進行を抑えたり、症状を改善することができる疾患です。
近年は、内服薬や外用薬、育毛剤だけでなく植毛や直接薬剤を頭皮に注入する方法など、治療の選択肢が豊富になっています。
ゆっくりと症状が進行していく疾患であるため、現在の治療法では完治は難しいものの、早期発見、早期に治療を開始することで、症状の進行を遅らせたり、改善が期待できます。

AGAは進行性の疾患ではありますが、発症したら終わりということはありません。
適切な治療を早期から開始することによって、進行をコントロールして症状を改善していくことが期待できます。
ただし、自然に回復することは期待できず、治療にはお金と時間がかかるため「発症したら終わり」と考えてしまう方もいらっしゃるのでしょう。
AGAは発症したら終わりと考えられている理由

AGAは発症したら終わりと考えられているのは、進行性で継続的な治療が必要であるためです。
その症状は数年かけてゆっくりと進行していくことから、初期では発症に気づかない人も多いのが特徴です。
また、薄毛になり見た目が変わってしまうことで鬱々とした気分になる人もいることが、発症したら終わりと言われる要因とされています。
ここでは、AGAは発症したら終わりと考えられている理由について詳しく紹介していきます。
進行性であるため放置すると悪化する

AGAは進行性の疾患のため、発症後に放置すると薄毛や抜け毛が進行して悪化する場合があるので注意が必要です。
発症後、早期に治療を開始できれば、髪の毛の成長サイクルの回復も早いため、症状の改善が期待できます。
一方で、放置してしまうと、その分薄毛や抜け毛の進行に繋がり、治療を開始しても髪の毛の状態の回復に時間がかかったり、十分な効果が得られにくくなる可能性があります。
治療にはお金と時間が必要

AGAは継続的な治療が必要な疾患であることから、お金と時間がかかることが、AGAを発症したら終わりだと言われている理由のひとつです。
AGAの治療には公的医療保険が利用できないため、治療費が負担になる場合があります。
費用を抑えるためには、治療内容や通院する医療機関を比較するなどの検討が必要です。
薄毛が気になってしまい精神的に落ち込む

AGAの発症に伴い、薄毛が気になってしまうことで、精神的に落ち込む場合があります。
精神的な落ち込みを軽減するためには、疾患を正しく理解して、適切な治療を受けることが大切です。
症状が気になり始めたらできるだけ早期に医療機関を受診し、専門家に相談することをおすすめします。
AGA治療の継続期間

AGA治療は、効果が表れるまでに個人差があり、場合によっては数ヶ月から数年かかることがあります。
焦らずに治療を継続するためには、目安の期間を知っておき、人によって差が大きいことを理解しておきましょう。
AGAは完治することが難しいため、症状の進行を抑える治療を行います。
治療を中断してしまうと再び症状が進行してしまいますので、治療を続けることが重要です。

AGA治療の目標は、薬を使用していれば髪の毛が問題なく生えているという状態を作り上げることです。
このため、症状が改善してきたと思っても、薬を中止したり自己判断で減量することは避けましょう。
医師の判断によっては、効果が十分見られたタイミングで薬を減らしていく場合はあるので、診察で相談しながら治療をしていきましょう。
AGAの発症に関するよくある質問

ここでは、AGAの発症に関するよくある質問について回答しました。
AGAの発症について気になっている人は参考にしてみてください。
よくある質問
AGAは進行性のため、完治が難しい疾患です。
しかしながら、早期に治療を開始することで、薄毛や抜け毛の症状を抑制したり、改善が期待できます。
AGAの発症は20代後半から30代が多いと言われています。
一般的に加齢とともに発症率は上がりますが、早い方では10代後半で症状が出た例もあります。
AGA治療をして後悔している人の理由は、想定より治療費がかかってしまった、期待するほどの効果が得られなかったなどです。
AGA治療の効果には個人差があり、場合によっては効果がみられるまで数年かかる場合もあります。
そのため、継続治療に負担を感じる人もいるようです。
ストレスは、AGAの原因のひとつです。
血行不良やホルモンバランスの乱れによって症状が悪化することがありますので、日ごろからストレスをためないようにする意識が大切です。



