保険診療
うつ病について
うつ病は、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、それによって気分の落ち込みや不安、様々な意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理症状が続き、またいろいろな身体的症状を伴うことの少なくない疾患です。脳がエネルギーの欠乏に陥り、脳というシステム全体にトラブルが生じている状態とも言えます。
適応障害について
適応障害とは、新しい環境にうまく適応することができず、そのストレスから様々な心身の症状が現れ、また社会生活に支障をきたす心の疾患のことです。つまり適応障害とは、ある生活変化や出来事がその人にとって重大で、抑うつ気分や不安が強くなり、通常の生活がおくれなくなっている状態と言えます。
不安障害について
人間が生きていく上で、ほどほどの不安を感じることはとても大切です。不安があればこそ、危険を避けたり、準備したりすることができ、安全が確保されるからです。しかし、その不安がいき過ぎてしまうと、毎日の生活に支障をきたすようになります。不安を警報機にたとえるなら、一日中鳴り続けていたり、とんでもない時に鳴り響いたりするようなものです。
不眠症について
「寝つきが悪い」「夜中や早朝に目が覚める」「熟睡感が無い」――こうした睡眠トラブルのために自身が苦痛を感じたり、日常生活に支障をきたしたりする状態になり、しかもそれが慢性的に続くようなら、それは不眠症かも知れません。客観的に何時間眠っていようと、本人が安眠・快眠できないと自覚する状態が続けば、「不眠症」と診断されることになります。
発達障害について
発達障害は生まれつきの特性と考えられています。発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれます。これらの疾患に共通していることは、生まれつき脳の一部の機能が障害されているという点です。同一の人に、いくつものタイプの発達障害が併存していることも少なくありません。
自律神経失調症について
自律神経失調症は、文字通り自律神経が失調した(バランスが崩れた)状態です。自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経から成り立っており、呼吸、体温、血管や内臓などの動きを「無意識的に」コントロールしています。
躁うつ病・双極性障害について
双極性障害(躁うつ病)は、一般には躁うつ病と呼ばれますが、正式名称にある「双極」とは、「2つの極がある」という意味合いであり、著しく気分が高揚する躁状態と、意欲が低下して憂うつになるうつ状態という正反対の心理状態を繰り返す心の病です。うつ病と異なるのは、うつ病ではうつ症状だけが現れるのに対し、双極性障害(躁うつ病)では躁とうつの両方の症状を繰り返す点です。
統合失調症について
人間の脳の働きは、脳に張り巡らされた神経のネットワークが司っています。目や耳から入った情報の処理、思考、感情などは、すべてこの神経ネットワークの働きによって営まれています。そうした働きをうまくまとめることができなくなっている状態、つまり「統合」が「失調」している状態が、統合失調症の本体です。統合失調症では、幻覚や幻聴、妄想、興奮などの激しい症状のほかに、意欲の低下や感情の起伏の喪失、ひきこもりなど、様々な精神症状を呈します。
当院では、心療内科医師が常勤しておらず、診療体制、施設設備の関係で以下の患者様は診察をお断りさせていただきます。
①うつ病・躁うつ病・統合失調症・てんかんなどの診断ですでに他院の精神科・心療内科に通って薬物治療を受けており、転院を希望する方
②「通院歴の有無に関わらず、自殺願望が強い、または自殺企図をしている・幻覚や妄想が活発で会話が困難」の場合
理由は「診療体制が整っていないため」となります。
ただし、①の場合でも元の病院に通って従来の治療を続けつつ、栄養療法を受けたいという人は診察が可能です。
麹町、半蔵門、永田町駅:徒歩1~5分
麹町、半蔵門、永田町駅:徒歩1~5分、各駅からアクセス良好な他、四ツ⾕や⾚坂⾒附駅からも徒歩でお越しいただけます。地下鉄をご利用頂けば市ヶ谷駅からも約5分でお越しいただけます。東京メトロの複数路線をご利⽤いただけるため、他県からも患者様にお越しいただいております。