ヒスタグロビン注射
ヒスタグロビン注射をお考えの方は、花粉症シーズンが始まる1カ月前に始めることをおすすめしています。ヒスタグロビン注射による非特異的減感作療法は、週1~2回程度の頻度で6回行います。
これによって3~4か月間全てのアレルギー反応を大幅に抑えることが期待できます。
わたしたちの体内ではアレルギー物質・抗原(花粉など)が侵入すると、それに反応してIgE抗体が作られ、再び体内に抗原(花粉)が侵入すると、IgE抗体がすばやく抗原(花粉)と結びつき抗原の活動を抑え込みます。その際、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。このヒスタミンが、くしゃみ・鼻づまり・鼻水・目のかゆみの原因となるのです。
ヒスタグロビン注射は、このアレルギー反応の元になるヒスタミンの過剰な発現を抑制し、また、好酸球浸潤を抑制してくれます。
ヒスタグロビン注射の効果発現は緩徐で、注射後3~4週間を要します。そのため、シーズン前に始めることで、体内でアレルギー反応が起き、ヒスタミンが放出されてもヒスタミンの発現を抑制しているので、アレルギー症状を弱めることができるのです。
また、当院ではアレルギー諸症状の鎮静化に効果的なノイロトロピン注射も併せて行っていますので、ヒスタグロビン注射とノイロトロピン注射との相乗効果が期待できます。(効果には個人差があります)
治療法は週に1~2回 計6回を1クールとして注射を行います。
また、ヒスタグロビン注射は保険が適用されます。
一回:1,340円程度、注射による治療です。通常、本治療を6回行います。
※上記はあくまで一例です。治療内容、処方箋の有無によって料金は変動いたします。
ヒスタグロビン注射・ノイロトロピン注射は予約制ではございません。
希望の方は、どうぞお気軽にご来院ください。
期待できる効果
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- アレルギー性皮膚疾患
- 気管支喘息
- 血管運動性鼻炎
- 蕁麻疹
- 慢性湿疹
注意すべき副作用
- 過敏症
- 蕁麻疹
- 発疹
- 喘息発作
- 一時的鼻症状増悪
- そう痒
- 眠気
- 頭痛
- 疼痛
- 硬結
よくある質問
- ヒスタグロビン注射は何回くらい打てば良いでしょうか?
- ヒスタグロビンの注射は、6回で1クールの治療になります。
- 花粉症の注射「ヒスタグロビン注射」の効果いつから?
- 開始時期は、花粉がとびはじめる4週間前からの治療がおすすめです。そのため、1月から注射をすることをおすすめしています。
- ヒスタグロビン注射は保険適応ですか?
- 注射は、保険適応になりますので3割負担です。