近年スキンケアにビタミンCを取り入れている方は多いのではないでしょうか?
その中でも話題となっている高濃度なビタミンC誘導体ローションを紹介していきます。
「シミやしわが気になる」
「毛穴の開きをどうにかしたい」
「乾燥肌、敏感肌だとビタミンC化粧品は肌に合わないのかな」
などといった肌に悩みのある方、またビタミンC化粧品に興味のある方必見です。
ビタミンC誘導体ローションは、ビタミンCに比べて何十倍と皮膚に浸透しやすく、メラニン色素の生成を抑制することや、ニキビの悪化や肌老化の原因となる活性酸素を取り除き肌のくすみをなくし肌のキメを整えてくれる効果が期待されています。
肌トラブルでお悩みの方や、スキンケアに気を付けている方はぜひ参考にしてみてください。
また、おすすめのビタミンC誘導体ローション、皮膚科の紹介もするのでぜひチェックしてみてください。
一緒に肌悩みを解消して肌トラブルゼロを目指しましょう!
ビタミンC誘導体の種類
ビタミンC誘導体の種類と聞いてピンとこない方も多いかと思いますが、ビタミンC誘導体には大きく分けて水溶性・油溶性・両親媒性の3つの種類があります。
それぞれのビタミンC誘導体について説明していきましょう。
①水溶性
まずひとつめは、水溶性ビタミンC誘導体です。
皮膚への吸収効果を高めたビタミンC誘導体で、水溶性であるためローションや化粧水などのスキンケア商品に使用されている成分になっています。
その他にも水溶性ビタミンC誘導体には、シミやそばかす、ニキビにも効果的で肌のターンオーバーの正常化をすすめる効果があります。
即効性があるため、短時間で皮膚に吸収されるので効果を早く実感することができるでしょう。
②油溶性
油溶性ビタミンC誘導体は、主にクリームやジェルなどのスキンケア商品に使用されています。
即効性は低いといわれていますが、通常のビタミンCと比べて約30倍肌に浸透してくれる効果があるといわれています。
肌の奥まで浸透し、小じわ、毛穴などの予防として多くのスキンケアに含まれている成分のひとつです。
水溶性よりも角質層への吸収力が高いといわれており、肌の奥まで浸透するのでシミ予防の効果にも最適です。
油分が追加されているため保湿力が高く、乾燥肌の方、敏感肌の方にも使用することができます。
高濃度でも安定性があるので、皮膚への刺激が少ないので持続性にも期待ができるでしょう。
③両親媒性
両親媒性ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体の即効性・脂溶性ビタミンC誘導体の浸透性の両方を合わせ持つ新しいタイプのビタミンC誘導体のことをいいます。
浸透力が高いため、肌の弾力やハリに期待がされ、肌のバリア機能を守ってくれる働きがあります。
両親媒性ビタミンC誘導体は、肌に塗布するだけで肌の奥まで浸透することができます。
肌の内部で安定性を持続的に保つことができ、シミ改善にも期待ができるでしょう。
以上の3つがビタミンC誘導体に含まれている3つの種類になります。
どれも欠かせない成分になっており、若い方のニキビケアやシミケア、年齢を重ねるにつれてのエイジングケアにも最適な成分になっています。
ビタミンC誘導体を日々のケアに取り入れることで肌の若々しさを保つことが期待できるでしょう。
ビタミンcローションの効果、効能、注意事項 使用方法
続いては、今話題の高濃度なビタミンCローションについて紹介していきます。
多くの方が手にし始めていると人気のビタミンCローション。
そのビタミンCローションの効果、効能、注意事項、使用方法の4つをひとつづつ紹介していきます。
ビタミンCローションを使用されている方もこれからという方も、効果と正しい使用方法をぜひ参考にしてみてください!
◆効果
ビタミンCローションには、
・メラニンの生成を抑える
・コラーゲンの生成を促進する
この2つの効果があります。
年齢を重ねるにつれて気になってくるシミやしわ、たるみなどのケアにも効果的といわれています。
また、血行促進や活性酸素の除去をしてくれる効果もみられます。
気になる肌のターンオーバーを整えてくれエイジング効果にも期待ができますね。
さらにビタミンCローションの効果を最大限に高めたい方には、気になる肌の部分に重ねて使用することをおすすめします。
コットンなどで浸して使用するとパックのように使うのもよいでしょう。
肌にお悩みのある方は、ぜひ試してみてください。
◆効能
ビタミンCローションにはシミの原因となるメラニンの生成を抑えてくれる効能や毛穴を目立たなくするという効能があります。
特にニキビ肌、乾燥肌、オイリー肌の方に効果的な成分が含まれています。
ビタミンCローションには美肌に特化した商品が多いのでシミ予防やニキビ跡を気にされる方にもおすすめです。
肌にうるおいが与えられて、肌のくすみや気になる乾燥のケアができ透明感のある肌に近づくことができるでしょう。
◆注意事項
ビタミンCローションを使用するにあたって、乾燥肌の方は皮脂の量が減ってしまい肌が余計に乾燥してしまって肌が敏感になり肌トラブルを起こしてしまうことがあります。
ビタミンC誘導体は、皮膚の分泌を司る機能があるので乾燥肌の方は、高濃度のビタミンC誘導体のものを使用する際は、自分の肌に合うか確認するとよいでしょう。
また、刺激性があるため肌が刺激を感じてしまい赤みがでてしまう肌トラブルなども起こることがあるので使用する際は、パッチテストや、クリニックに相談することをおすすめします。
正しく使用するためにも使用する前には必ず自分の肌に合っているか確認することをおすすめします。
◆使用方法
最後に高濃度ビタミンCローションを使用する際の使用方法を説明します。
商品によっては使用方法が異なる場合もあるため、使用する際は必ず使用方法を確認してから使うようにしましょう。
基本的には、朝晩の洗顔後にお顔全体、または気になるお顔の部分に塗布します。
ローションだけでは保湿が足りていないと感じた方は、日頃使用されているローションなどを重ねて使うとより肌によいでしょう。
お顔だけではなく体にも使用されたい方は、お風呂上りに気になる部分に塗布しましょう。
また、マスクシートにビタミンCローションを含ませてパックをするとさらに効果的です。
パックをした後はお手持ちの乳液などで後から保湿をしてあげるといいですね。
使用方法を守って、綺麗な肌づくりをしましょう。
そして使用を始める際にはビタミンCローションは冷蔵庫で保管するようにしましょう。
白く濁ったり時間がたつと黄色く見えたりすることがありますが、品質には問題ありません。
商品によって異なる場合がありますので、使用するまえにはよく確認してから使用しましょう。
ビタミンCは、普段の食事やサプリメントで取り入れている方も多いですよね。
実際にビタミンCは、美白ケア、毛穴ケア、エイジングケアなどに効果的で幅広く使用ができるアイテムです。
気になっている方や、使用している方も改めて効果や使用方法などを知ることができたのではないでしょうか。
たくさん塗布すればよいというものでもありません。
ビタミンCローションの効果、効能、正しい使用方法などしっかり確認をして自分に合った商品を選び綺麗な肌を手に入れてください。
市販と皮膚科の販売している商品は何が違うか
この疑問は多くの方が思っている事ではないでしょうか?
「市販の方が安いからとりあえず市販のビタミンCローションを使っている」
「ぶっちゃけ市販と皮膚科にそんな差があるの?」
などと思っている方が多いのではないでしょうか。
今回は疑問が多い市販と皮膚科の販売している商品の一体何が違うのか紹介していきます!
ビタミンC誘導体というのはどれも同じということではありません。
ビタミンC誘導体には水溶性・油溶性・両親媒性と3種類あり、その中でも水溶性はさらに種類が分かれています。
イオン導入する場合は、イオン化するビタミンC誘導体であることが条件でその中でもビタミンCの効果を発揮できるリン酸型のビタミンC誘導体(アスコルビルリン酸Na[APS]、リン酸スコルビルMg[APM])が最適といわれています。
一方、市販されているビタミンC誘導体の化粧水で最も多く使用されているのはグルコシド型です。
グルコシド型はイオン化されないため、イオン導入しても浸透しません。
また肌に直接塗布した場合でも、効果を実感しにくい成分なのです。
そのため市販のビタミンC商品を使用しても純粋なビタミンCではないので、安価ですが
効果があまり感じられないということが多くみられます。
皮膚科で処方された商品は、値段は高価な場合もありますが、高濃度で効果を発揮しやすく自分の肌に合ったスキンケアを選ぶことができます。
皮膚科で処方されるビタミンCローションは、メラニン色素をつくる酵素の働きをおさえ、美白効果が期待できます。
また、紫外線によって皮膚の細胞の中に作られている活性酸素を除去して、皮膚のダメージを防ぐとともに、コラーゲンの合成を助け、皮膚の老化を防いでくれる働きがあります。
市販が安いからと言って使用していても効果がみられないのなら使用している意味がないのが本音です。
しかし、皮膚科でしっかり自分の肌に合ったビタミンC商品を処方してもらうことで、少々高価かもしれませんが、安心して使用ができ高濃度なので効果も期待ができます。
悩まれる方は一度クリニックで相談するとよいでしょう。
正しいケアをして綺麗な肌づくりを目指しましょう。
当院のビタミンcローションについて
続いては、当院の皮膚科「麹町皮ふ科・形成外科クリニック」の高濃度なビタミンC誘導体ローションを紹介していきます。
こちらの商品は、両親媒性ビタミンC・E誘導体を含むローションとなっています。
通常のビタミンC化粧品ですと、乾燥やツッパリを感じる方もいらっしゃいますが、当院のビタミンCローションはツッパリがなく低刺激で効果が高いと期待がされている人気の商品です。
浸透力も従来の100倍以上ともいわれています。
ぜひこれからビタミンCをとりいれてみたいとご検討されている方や肌に悩みをお持ちの方は参考にしてみてください。
乾燥が気になる方にも使いやすい商品になっているので、乾燥肌の方でもツッパリを感じることがなく使用できるでしょう。
当院のビタミンCローションで透明肌を目指しましょう。
当院ビタミンCローション⇒https://biyou.kojihifu.com/subject/cosme/cosme/vclotion
ぜひチェックしてみてください。
両親媒性ビタミンC
続いては、当院のビタミンCローションに使用されている両親媒性ビタミンCについて紹介していきます。
即効性・浸透力に優れた水溶性ビタミンCと浸透力・持続性に優れた油溶性ビタミンCの両方を持ち合わせた優れた成分のビタミンC誘導体です。
水にも油にもなじみがよく、角質層のバリア機能を通過して、さらに肌の奥深くまで素早く浸透してくれる働きがあります。
また、低刺激で敏感肌の方、乾燥肌の方でも使いやすくなっている成分が含まれています。
特に期待されている効果では、
・シミ予防
・シミの色素を薄くする
・肌の炎症を抑える
この効果が期待できます。
E誘導体のローション
もうひとつに含まれているE誘導体のローションとは何か説明していきましょう。
E誘導体ローションには肌荒れ防止効果、活性酸素の除去、保湿効果、水分保持機能、抗炎症効果などが認められている優れた商品です。
医薬部外品の有効成分として、化粧品の添加剤として使用されています。
ビタミンEをリン酸化したもので、安定して水に溶けて肌に塗布するとすばやく皮膚に浸透してくれます。
皮膚内の酵素によって脱リン素され、ビタミンEに変わり抗酸化作用にも効き目があります。
また、ビタミンCの抗酸化作用によってビタミンEを再生する働きもある成分が含まれており、ビタミンC誘導体だけでも美白効果、しわ防止、毛穴改善の美容効果がありますが、ビタミンC誘導体とビタミンE誘導体を同時に肌に浸透させることによって、さらに抗酸化作用が発揮されます。
そのために、ビタミンC誘導体とビタミンE誘導体を同時に肌に浸透させることをおすすめされています。
当院ではその両方を使用しているので効果がさらに期待ができるでしょう。
よくある質問
- どんな肌トラブルにも効果はみられますか?
- 様々な肌トラブルに効果的と言われています。シミ・しわ・そばかす・ニキビ・ニキビ跡・毛穴・ハリ等に特に効果的です。
- ビタミンC誘導体ローションの効果的な使い方はありますか?
- 基本的には朝晩の洗顔後にスキンケアとして使用しましょう。肌の気になる部分に重ねて塗布するのもおすすめです。また、コットンパックのように使用したりするのもいいかもしれません。パックをする際はパック後、お手持ちの乳液などで保湿をしてください。
- 使用期限が過ぎたらどうしたらいいですか?
- 使用期限が過ぎて使用していると肌トラブルへ繋がる場合もありますので、できれば使用期限内に使いきりましょう。商品によって使用期限が異なるのでよく確認をしましょう。
- ビタミンCとビタミンC誘導体の違いはなんですか?
- ビタミンCはビタミンCそのものをいいます。ビタミンC誘導体はビタミンCになる前の成分になります。体内の酵素によってビタミンCへ変化し、抗酸化作用、美白効果などビタミンCの本来の力が発揮されます。
- 赤みができてしまいました。どうしたらよいでしょうか。
- 肌に異常が見られた場合は使用をやめ、処方されたクリニックに相談してみてください。
- ビタミンCローションはどこで購入できますか?
- 皮膚科等のクリニックで購入できます。市販でも買えますが、クリニックでしっかり処方してもらうことをおすすめします。
まとめ
今回はビタミンC誘導体ローションを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
実際に使用されている方も増えてきている商品のひとつですよね。
年々、美容や肌ケアに力をいれる方が増えてきていると思います。
その中でもこのビタミンC誘導体ローションは、高濃度で悩みを持つ方の肌トラブルを解消に導いてくれる商品になっています。
若い方の肌ケアから年齢を重ねるにつれてのエイジングケアにも最適な成分が含まれているので、どんな方にも手に取りやすい商品になっています。
ぜひビタミンC誘導体ローションで肌トラブルをなくし、いつまでも若々しく綺麗な肌でいましょう!
気になる方はクリニックに相談をして使用方法や使用期限を守って正しい肌ケアをしてくださいね。
坂本 淳Sakamoto Atsushi
- 略 歴
- 2009年3月 順天堂大学医学部 卒業2009年4月 順天堂大学病院 初期研修2011年3月 同病院 研修終了2011年4月 同病院皮膚科入局、同病院大学院入学2015年3月 同病院大学院修了2015年4月 順天堂静岡病院 助教2017年5月 東京臨海病院 医局派遣2020年1月 順天堂練馬病院 准教授
- 専 門
- 日本皮膚科学会皮膚科専門医
- 専門分野
- 尋常性ざ瘡・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・花粉症・乾癬・湿疹/皮膚炎・円形脱毛症・尋常性白斑・白癬・イボなど一般的な皮膚科疾患の治療、しみの治療、男性型脱毛症(AGA)の治療など。