【肌トラブル改善】ダーマペン治療の効果について

女性にとって、つややかで美しい肌は永遠の憧れともいえるでしょう。ただ、鏡を見るとニキビ跡や小じわなどの肌トラブルがあり、何とか改善したいと悩む人も多いのではないでしょうか。こうした肌トラブルを抱える人から、注目されているのが「ダーマペン治療」です。そこで、この記事ではダーマペン治療の特徴や仕組み、施術がおすすめの人について解説します。

そもそもダーマペン治療とはどのようなものなのか、ここでは特徴や仕組みについて見ていきましょう。

ダーマペン治療とは

ダーマペン治療とは、極細の針をお肌に指してごく小さな穴を一時的につくり、自然治癒力を高めるための施術をいいます。ダーマペンはペン型のため、細かい場所にもあてやすいことが特徴です。その独特な形状から、目元や小じわもしっかりとケアすることができます。さらに、開けた穴に幹細胞培養上清液を入れることで、より高いお肌の再生効果を見込めるのです。薬剤の使用に興味がある場合は、医師に相談してみると良いでしょう。

 

ダーマペン治療の仕組み

ダーマペン治療の仕組みを具体的に説明すると、まずトラブルのある肌にダーマペンの細い針で刺激を加えます。すると、微小損傷を修復するため、肌内部の線維芽細胞が活性化します。これはコラーゲンやエラスチンのもととなる細胞です。活性化によって肌のハリや弾力が高まり、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが促されます。これにより、小じわやニキビ跡などが目立ちにくくなるのです。

ダーマペン治療によって、どの様な効果を得られるのでしょうか。ここでは、期待できる効果やダーマペン治療がおすすめの人について紹介します。

ダーマペンの施術後の効果

ダーマペン治療の主な効果には、以下の3つが挙げられます。1つ目は「肌のしわ・色素沈着・ハリ不足の改善」です。線維芽細胞が生成するコラーゲンやエラスチンなどは、肌の保湿や形状記憶に関する重要な役割を持ちます。これらの成分量に異常が生じると、しわや色素沈着、ハリ不足などが起こる原因になるのです。ダーマペンを使って真皮を刺激すると線維芽細胞が活性化し、成分の生成が促されます。その結果、しわ・色素沈着・ハリ不足などの改善効果が期待できます。

2つ目は「ニキビ跡を目立たなくさせる」ことです。ダーマペンは肌がもともと持つ再生能力を引き出し、過剰な炎症を鎮める役割もあります。これにより、ニキビ跡が目立ちにくくなる効果を見込めます。3つ目は「毛穴の開きが引き締まる」効果です。ダーマペンによって過剰な皮脂分泌が抑えられ、詰まった角栓が排出されやすい状態をつくることができます。それにともない、頬や鼻などの気になる毛穴を引き締める効果を期待できるのです。

ダーマペン治療がおすすめの人

ダーマペン治療は、「お肌のハリや弾力が気になる人」「目元や口元の小じわが目立つ人」「肌のくすみや色素沈着が出てきた人」などにおすすめです。また「透明感のあるお肌になりたい人」「ニキビ跡が気になる人」「毛穴の開きをどうにかしたい人」にも向いています。

デリケートなお肌への処置となるからこそ、ダウンタイムや痛み・出血などが気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、ここではダーマペン治療におけるダウンタイムや出血・痛み、注意点について紹介します。

気になるダウンタイムは?

ダーマペン治療後は数日~1週間程度、肌に赤みが出る場合があります。ただし、これは個人差や施術の仕方などによっても異なるため、あくまでも目安として捉えておきましょう。

痛みや出血は?

痛みは個人によって感じ方が異なるため、一概に痛い・痛くないとは言い切れません。痛みが心配な場合は、麻酔クリームを使用して治療を行うことが可能です。痛みに弱い人は施術前に事前にご相談ください。なお、ダーマペンは肌の状態や針を刺す深さによっては、まれに出血が起こる場合があります。また、流血はなくても針を肌に指すことから、治療後は肌が赤くなる場合がありますが数日で消失します。

注意点はある?

ダーマペン治療を受ける際、気を付けたい点がいくつかあります。まず、治療当日の入浴はシャワーのみ可能です。また、治療当日の飲酒は避けるようにしましょう。そのほかにも、摩擦や日光に注意する必要があります。施術後の肌はとても敏感な状態になっています。処置部位に刺激が加わらないよう、できる限り摩擦や紫外線などを避けるようにしましょう。また、金属アレルギーや皮膚病を持つ人などは、施術を受けられない場合があります。

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監修医師

坂本 淳Sakamoto Atsushi

坂本 淳 日本皮膚科学会皮膚科専門医
略 歴
2009年3月 順天堂大学医学部 卒業
2009年4月 順天堂大学病院 初期研修
2011年3月 同病院 研修終了
2011年4月 同病院皮膚科入局、同病院大学院入学
2015年3月 同病院大学院修了
2015年4月 順天堂静岡病院 助教
2017年5月 東京臨海病院 医局派遣
2020年1月 順天堂練馬病院 准教授
専 門
日本皮膚科学会皮膚科専門医
専門分野
尋常性ざ瘡・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・花粉症・乾癬・湿疹/皮膚炎・円形脱毛症・尋常性白斑・白癬・イボなど一般的な皮膚科疾患の治療、しみの治療、男性型脱毛症(AGA)の治療など。

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